ANAホールディングスが1月31日に発表した2014年3月期第3四半期決算によると、国内線貨物収入は243億円(前年同期比2.4%減)、国際線は776億円(21.2%増)だった。
国内線貨物は、東京・九州発を中心とした宅配貨物が回復したこと等により輸送重量は前年同期を上回ったが、地上輸送と競合他社との競争激化による単価下落の影響等により、収入は前年同期を下回った。
国際線貨物は、日本発北米向けの自動車関連部品が回復したことや、アジア・中国発欧米向けのクリスマス商戦に向けたゲーム機器類等の電子製品の出荷も好調に推移し、アジア域内貨物の三国間輸送を積極的に取り込んだこと等により、輸送重量、収入ともに前年同期を上回った。