日本通運は3月1日、「日本発海上混載一貫輸送サービス」の新たな仕向地としてロシアウラジオストクを追加し、販売を開始した。
混載サービスは、日通の海外ネットワークをいかして、ロシア日本通運のウラジオストク営業所を窓口とすることで、発着ともに日本通運グループによる高品質な一貫輸送を提供する。
日本の各港(東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、博多、石狩、苫小牧、新潟、富山、金沢)から発送することができ、ウラジオストクでコンテナから取り卸、輸入通関の後、さらにハバロフスクなど(極東)内陸地への配送も対応する。
ウラジオストクはロシア極東部に位置する商業都市で、2012年にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催され、日本を含むアジアからロシア内陸部へのゲートウエーとしてインフラ開発などが推進されている。
プラント輸送需要や日本から保守部品等の小口貨物輸送需要も増えている。
日通は、すでに鉄道を利用したロシア国内各地向け鉄道輸送サービスや、ロッテルダムを起点としたモスクワ向け混載トラックサービス(EB3000)なども展開している。