三井造船は9月4日、子会社の三造テクノサービスが、タイ国Leam ChabangのLCITに設置されているトランステーナ(コンテナ用ヤードクレーン)5基に対して、ハイブリッド化改造を実施し、今年8月に引き渡したと発表した。
工事は、2013年1月に同ターミナルで実施した海外ハイブリッド化改造の初号機の良好な省エネ実績により、受注した。
初号機では、燃費が時間当たり8L以下(50%省エネ)という世界トップクラスの省エネ性能を実現し、その成果が評価された。また、稼動開始の1年後には、Leam Chabang Port のLCP 23rd Anniversaryで、ハイブリッド式トランステーナによる環境への貢献度が評価され、LCITは Green Energy Awardを受賞した。
ハイブリッド化改造は、回転数制御された小型エンジンを搭載した発電機と、独自の制御システムにより、発電機とバッテリーから最適なパワーを供給するエコシステムで、従来型比で最大60%の燃料消費量削減を図るとともに、燃費削減率と同程度のCO2排出量の削減を図っている。