三井不動産は12月10日、高画質な映像データ分析を低コストで行うことが可能な監視カメラと監視システムを特徴とするクリューシステムズに出資し、映像データの活用事業に新規参入すると発表した。
クリューシステムズの独自の映像クラウド技術による映像監視ソリューション「SeeIT (シーイット)」はすでに鉄道の踏切監視等で採用されている。
「SeeIT」は複数拠点や遠隔地における大容量の映像データをクラウド上で統合的に扱うことを可能とするも。
セキュリティ関係の映像データ分析ソフト(ナンバープレート認識、エリア侵入検知、異常検知)を従来の仕組みと比較して極めて低コストで利用できるため、これまで限られた範囲でしか採用されなかった高度な監視映像システムが、社会全体に急速に普及することが期待される。
製品の利便性の高さからすでに管理するオフィスビル、商業施設、マンション、物流施設等の監視システムで「SeeIT」の採用を開始している。
今後クラウドを利用した映像分析は、医療・介護分野などあらゆる分野での映像活用に貢献できる可能性を持っていることから、クリューシステムズと共にこの機器・ソリューションの販売を強化するとともに、他社の監視カメラや映像分析ソフトに対してもこの独自技術をライセンス提供することで、システム全体のプラットフォーム化を推進していくとしている。
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