川崎重工は12月11日、川崎汽船から16万4700m3型LNG運搬船1隻を受注したと発表した。
坂出工場で建造し、2016年後半の竣工を予定している。
この船は、中部電力が米国テキサス州で推進するフリーポートLNGプロジェクトで生産されるLNGの輸送に投入される予定。
また、世界の主要なLNGターミナルへ入港可能な船体寸法で、2016年に完成予定の新パナマ運河を通峡可能な型幅を維持しつつ、モス型のカーゴタンクを備えた汎用性の高い船型として、LNGトレードの多様化に対応する。
さらに、船体構造の最適化による船体重量の軽量化と船体形状の最適化を図ることで推進性能を高めるとともに、主機関に川崎アドバンストリヒートタービンプラントを搭載することにより、輸送効率の向上を図っている。
■主要目
全長:約293m
型幅:48.9m
タンク容積:16万4700m3
速力:19.5knot
ボイルオフレート:0.08%/日