三菱ふそうトラック・バスは11月29日、国土交通省にスーパーグレートのリコールを届け出た。
不具合の部分は緩衝装置(ラジアスロッドブラケット)。
後2軸式リーフサスペンション仕様の大型トラックにおいて、トラニオンクロスメンバに装着されているラジアスロッドブラケットの形状が不適切なため、走行時のラジアスロッド入力によりクロスメンバが変形し、クロスメンバと補強板をとめているボルトが緩むものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、ボルトが折損するとともに、クロスメンバと補強板に亀裂が生じて、最悪の場合、ラジアスロッド締結部品がクロスメンバから外れ、走行安定性が損なわれるおそれがある。
ラジアスロッドブラケットと取付ナットを対策品に交換し、ボルトを新規のトルクで締め直す。
また、クロスメンバと補強板を点検し、亀裂が生じていた場合、クロスメンバは補修し、補強板は良品に交換する。
リコール対象車の台数は計1516台。不具合の件数は0件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001153750.pdf