UPSが運営するUPS基金は1月9日、大阪市西成区で地域の子ども達に支援を行う、NPO法人「こどもの里」に1万米ドルの寄付を行った。
<UPS ジャパン本社で行われた寄付金贈呈セレモニー「こどもの里」の荘保共子理事長(左)、UPS ジャパン代表取締役社長 梅野正人社長(右)>
「こどもの里」は貧困・差別・暴力などの難しい環境に置かれた子供たちの「遊びと学び、生活の場」として経済面、教育面、心のケアなど幅広い支援を行っている。
こどもの里で支援を受ける子どもたちの中には、自己肯定感の低下や、怒りや感情のコントロールができなくなってしまうケースがみられる。
「こどもの里」では、そうした子供たちのために男女別、年齢層別にワークショップ「エンパワメントの会」を開催し、それぞれの悩みや不安と向き合い、子供たちが地震を取り戻し、感情表明を学ぶためのサポートをしている。
UPSジャパンの梅野正人社長は「UPSでは10年以上にわたりこどもの里への支援を継続して行ってきた。累計では寄付額は約10万米ドル、また、UPSの従業員による支援活動は1400時間に達している。昨年10月に開催した『グローバル・ボランティア月間』では、子供たちを関西国際空港内にあるUPSの施設招待し、従業員の案内で物流業界について学んでもらう見学ツアーを実施。顧客や従業員が暮らす地域社会へ貢献する機会を持てたことをうれしく思っている」とコメントしている。
「子どもの里」の荘保共子理事長は「成長期での精神的な不安定は、子どもたちの将来に深刻な影響を及ぼす。エンパワメントワークショップはそうした子どもたちのケアをしていくために重要な役割を果たしているもので、私たちの活動に対するUPSの支援に大変感謝している」と話している。