三菱ふそうトラック・バスは8月2日、国土交通省にキャンター等のリコールを届け出た。
不具合の部分は原動機(発電機)。
小型トラック・バスにおいて、発電機用プーリー内部のグリスの耐久性が不足しているため、エンジンの低回転領域を主体に使用を続けると、グリスが早期に劣化して当該プーリーが破損することがある。そのため、最悪の場合、当該プーリーが脱落するおそれがある。
全車両、発電機用プーリーに落下防止プロテクタを装着するとともに、当該プーリーを対策品に交換する。
リコール対象車の台数は計12万74072台。不具合の件数は197件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001247914.pdf
さらに1件のリコール届け出は、不具合の部分が動力伝達装置(制御プログラム)。
小型トラックのフルタイム4WD車において、機械式自動変速機の制御プログラムが不適切なため、発進時に後輪のスリップ状態が続くと、エンジン回転数が上昇し、最悪の場合、意図せぬ加速をするおそれがある。
全車両、機械式自動変速機の制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
リコール対象車の台数は計8707台。不具合の件数は1件、事故は物損が1件。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001247873.pdf