日本通運は3月12日、東京のWTCコンファレンスで、経済産業省、日本貿易信仰機構(ジェトロ)との共催で「中国欧州間鉄道利活用促進に向けたシンポジウム」を開催した。
多くの企業が参加し、関係者も含めて合わせて約150名が出席した。
シンポジウムには、日通が経済産業省より委託を受けている2018年度「質の高いインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業(チャイナ・ランド・ブリッジの利活用推進に向けたハード・ソフト面の改善のための調査」に基づく取り組み一貫として行われ、中國、欧州に続き、この事業の活動報告を兼ねての開催となった。
日通はシンポジウムの中で、実務面からみた中国欧州間鉄道輸送の特徴、委託事業の概要ならびにトライアル輸送を予定していた14ルートの輸送状況について、調査結果の報告を行った。
また、このシンポジウムに先駆けて、2月20日にドイツ・デュッセルドルフで開催したシンポジウムには、約100名が出席。欧州でのクロスボーダー鉄道輸送の状況、2018年12月20日に試験運行を実施した西安発ブロックトレイン運行の結果報告を行った。