ZMPは3月5日、竹中工務店、三菱電機と協業で2019年12月に実施した宅配ロボットDeliRo(デリロ)の実証実験について、実証動画を公開した。
<エレベーターに乗るDeliRo(デリロ)動画>
<エレベーターを利用するDeliRo(デリロ)>

<御堂ビル内エレベーター連携実証の様子>

この実証実験は、竹中工務店がある御堂ビルにおいて、三菱電機製エレベーターとの連携実証を実施したもの。御堂ビルの三菱電機製人荷用エレベーター(ドア幅100cm)の制御盤に改修を加えた上で、DeliRo™(デリロ) が三菱電機のスマートビルプラットフォームサーバーと接続することで、エレベーターとの通信・制御を可能とした。
公開した動画では、DeliRo(デリロ)がビル内において、エレベーターの呼び出し、乗り込み、階移動など一連の縦動線の流れや、バックや切り返しなどを含めた完全自律移動を行った様子を見ることができる。
現在、宅配ロボットDeliRo(デリロ)は屋外環境のほか、オフィスビル内など屋内環境での活用も加速している。今後も屋内屋外を問わず、多様な環境におけるシームレスな活用を見据え取り組んでいくとしている。
なお、DeliRo(デリロ)は、物流のラストワンマイルの課題解決や日々の買い物支援など、新たなライフスタイルを創造する宅配ロボット。高度な自律移動技術により、周囲環境を認識しながら走行経路上の障害物を検出し、停止や回避など適切な移動制御を行う。
また、親しみやすい独自のデザインにより、すれちがう人にも笑顔と声でコミュニケーションを行う。積載量は最大50kgまで対応し、配送物や飲料など、多様な利用シーンや配送ニーズに対応していく。