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新日鉄ソリューションズ/ファーストリテイリングの全社システムの運用統合管理システムを構築、

2001年08月20日/未分類

新日鉄ソリューションズ(株)は、(株)ファーストリテイリングのITパートナーとして、同社の全社システムの運用統合管理システムを構築した。
この運用統合管理システムの構築により、ファーストリテイリング全社のシステムは、今後24時間365日連続での運用監視体制となる。また、同時に、全社システムの運用監視業務を、本システムを開発した新日鉄ソリューションズと、日本電気株(株)にアウトソーシングした。
1.運用統合管理システムの構築とアウトソーシング実施の背景
ファーストリテイリングは、上流から下流までもっとも無駄がなく、商品の販売動向と生産・物流を完全に連動させ、部品としてのファッション商品を提供する最適なビジネスモデルへの組替えが必要であるとの認識の下に、ITを活用した最先端のSCMシステムの構築や販売動向を分析するシステムの構築を実施してきた。
また、店舗販売やカタログ通販・インターネット販売等を通じてお客様とダイレクトにつながる「ダイレクト販売」に乗り出し、ITを活用して「カジュアル・ダイレクト」の実現を目指してきた。
その中で、全社にわたって構築されてきたSCMやデータウエアハウス、本部/店舗システム等全社のコンピュータシステムを一括して24時間連続して運用監視すべく、運用統合管理システムの開発・構築をシステムインテグレーターの新日鉄ソリューションズに委託。また、その運用監視業務を、新日鉄ソリューションズと、ユニクロ全500店舗余りの店舗系システム、商品管理システムなどの業務系システムをサポートしているNECにアウトソーシングにて委託することを決定した。
2.「運用統合管理システムアウトソーシング」の狙い
新日鉄ソリューションズは、ファーストリテイリングの全社システムの「運用統合管理システム」の構築を行った(通信販売とインターネット販売部門システムを除く)。この「運用統合管理システム」の導入によって、ファーストリテイリングでは、従来、システム毎に社内IT部門のスタッフが実施していた運用管理業務負担を取り除き、本来業務である企画・開発業務に専念できる体制に移行していく。
また、今回のアウトソーシングを機に、運用管理業務の標準化・一元化を実施し、24時間365日連続サポート体制を確立。これにより、同社の急速な事業規模拡大に伴う情報システム部門の運用サポート負荷を大幅に軽減させることができることになった。
3.今回のファーストリテイリング向けアウトソーシングサービスの内容と運用体制
(1)監視業務
規定されたスケジュールにのっとった運行監視(正常性確認やチェックポイントでのバッチジョブ稼動監視)や障害監視(サーバ稼動監視、アプリケーションソフト稼動監視、バッチジョブ監視、リソース監視)の実施。
(2)システムオペレーション
日次、週次、月次処理などの定型化された作業や業務状況に応じ適宜実施する随時処理等の代行オペレーション。
(3)障害対応
障害検知後の障害一次切り分け。
(4)管理業務
H/W、S/W構成等のドキュメント類を管理・保管。作業履歴、障害履歴等の管理表の作成。
また、今回新日鉄ソリューションズは自社のアウトソーシングサービスメニューに加え、以下のとおりティアイエス(株)及びNECとアライアンスを実施する。
4.今後の展開
今後、ファーストリテイリングでは、「店舗・店長の自律」へ向けた、店舗販売計画システム、商品補充システムの展開を予定しており、新日鉄ソリューションズは、これらのシステムを含め同社のITパートナーとしての全面的なサポートを提供していく。

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