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凸版印刷、ラティス・テクノロジー、日本ユニシス/建材・住設機器データの流通サービスを開始

2001年10月01日/未分類

凸版印刷(株)、ラティス・テクノロジー(株)、日本ユニシス(株)の3社は、Webによる建材部材/住宅設備機器のデータ配信を開始するため、技術協力することになった。
凸版印刷は、建材/建設設備中心の商品情報配信サイト「MediaPress-Net(メディアプレス・ネット)」を運営。「MediaPress-Net」は、建築メーカサイトや工務店支援サイト向けに商品情報データベースを提供しており、同サイト上での各建材メーカの商品情報検索/閲覧が可能。
「MediaPress-Net」にはすでに建材業界、家電、照明器具メーカなど21社の商品情報が自社開発フォーマットMediaScript-CGにより約97 000点登録されている。この充実した商品情報データベースを管理、運営し、建材メーカサイト、工務店支援サイトが利用しやすい形態(CD-ROMまたはネットでの配信)で提供することにより、建材/建設設備業界情報の流通促進を図っている。このサービスは、2001年6月20日より開始されている。
ラティス・テクノロジーは、1997年に慶應大学の千代倉教授(現会長)が中心となり設立されたソフトウェアベンチャ企業。設立以来、同社は、XVLR(eXtensible Virtual world description Language注)技術の研究開発と標準化を推進し、CAD/CGデータをXVLフォーマットに変換、編集してネット上で配信可能にするグラフィックス・ソリューションを開発してきた。
超軽量3D表現XVLは、Webの次世代記述言語といわれるXML(eXtensible Markup Language)をベースに開発されており、既存の大容量ポリゴンデータをXVL表現に変換することで3Dデータの軽量化を実現している。また、XVL表現に変換した3Dデータに、ネット上のテキスト、イメージ、音声、映像などのマルチメディアデータを融合し、ネット上のメディアデータの一つとして表現することも可能にしている。
日本ユニシスは、20数年間におよぶハウジングCADの経験をもとに、1998年3月 Windowsベースで稼働する3次元住宅設計システム「DigiD」を発表。同システムは大手ハウスメーカの基幹システムに採用されてきた。
また、大手販売会社を通じ地場のハウスビルダーや工務店への間接販売も開始、現在までに 7 000本の稼働実績があり、住宅営業プレゼンシステムから、設計システム、性能表示対応システム、生産系連動システムまでトータルなシステム提供を行っている。
このたび、凸版印刷と日本ユニシスはWebによる建材部材/住宅設備機器のデータ配信を開始するため、ラティス・テクノロジーのXVLをベースに技術提携することになった。凸版印刷は、自社開発フォーマットMediaScript-CGに加えXVLフォーマットで作成された「MediaPressR」をユーザに提供する。日本ユニシスは凸版印刷の「MediaPress-Net」からAPIサービスを受け、提供されたデータに「DigiD」の固有な属性データを付加し、2002年4月から住宅メーカ、ハウスビルダー、工務店を対象にASPサービスの提供を開始する。
今まで、CAD開発会社、CADユーザは、住宅設計CADで使用するデータを自前で作成する必要があり、これが大きな負担となっていた。今回、住宅設計CADの仕様にあったデータ形式での配信サービスが開始されることで、エンドユーザのデータ作成工程が不要になり、よりスムーズなCADの導入ができる。また、住設メーカ、建材メーカの商品改訂と同期を取った最新のデータや情報を提供することも可能になる。

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