日本電気／トステムから「建材サプライチェーン・マネージメントシステム」を受注

NEC（NECソリューションズ）は、トステム株（株）から、マイクロソフト社のエンタープライズシステム向け基本ソフト(OS)「Microsoft Windows2000 Datacenter Server」を利用した「建材サプライチェーン・マネージメントシステム」を受注した。同システムは、本年11月から順次稼動を開始する予定。
「建材サプライチェーン・マネージメントシステム」は、24時間365日稼動を想定したシステムであるため、OSに「Microsoft Windows2000 Datacenter Server」を採用するとともに、CPUを8個搭載可能なIAサーバ「Express5800/180Rb-7」4台をクラスタ基盤ミドルウェア「CLUSTERPRO for Datacenter Server」を利用したクラスタ構成で導入する。
さらに、マイクロソフト社と連携したサポートサービス「Datacenter Serverサポートパック」の適用により、稼働率99.99％の高い信頼性と運用性を実現する予定。
また、大量のデータを安全かつ確実に処理するため、記憶容量2テラバイト(TB)のSAN(Storage Area Network)対応ストレージ製品「iStorageS2100」、およびデータベース「Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition」を導入する。
NECでは、大規模基幹システムや大規模データベースサーバなど高性能・高信頼性が要求されるシステムについても、Windowsを採用したシステムで構築したいというニーズが高まっていることから、昨年10月にマイクロソフト社と連携し、「Microsoft Windows2000 Datacenter Server」の販売を開始した。
さらに、本年5月には、「iStorage」とデータベースソフトウェア「Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition」を組み合わせたSAN事業において協業するなど、企業の基幹業務において要求される高可用性を実現するためのソリューションを拡充していた。
NECでは、このたびの受注をふまえ、今後も、「オープン＆ミッションクリティカルソリューション」＝オープンシステムによる高信頼な基幹システム構築ソリューションに関する事業強化を推進していく。