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NTTコミュニケーションズ/ICカードを使って安心・便利なインターネットを実現する「セーフティパス」の提供について

2001年10月08日/未分類

NTTコミュニケーションズは、インターネット上でのコンシューマとサービス事業者間のネット取引や、従業員から企業へのインターネットを使った遠隔アクセス等を、ICカードを用いて極めて安全性が高く、しかも使い勝手よく実現できるセキュリティプラットフォームサービス「セーフティパス」を11月1日から提供する。
「セーフティパス」の利用者は、NTT Com、サービス事業者または企業が配布したICカードを用いてインターネットにアクセスする。
これにより、金融、流通、ディジタルコンテンツ、教育等のネット会員制サービス事業者は、アクセス者が正しく会員本人であることを保証(本人認証)されるとともに、会員との間に高セキュリティの汎用暗号路が設定され、取引情報のセキュリティを保てる。
企業は、その従業員が自宅や出張先等から一般のインターネットを使って企業内LANにアクセスし、本人宛の企業メールや企業内データを安全にやり取りすることが可能となる。
また、コンシューマは、セーフティパス加盟のサービス事業者とのネット取引において、他人が自分に「なりすます」不正行為の心配がなくなるだけでなく、「セーフティパス」が提供する、注文方法が簡便で個人情報漏出の不安のない多様な決済サービスを利用できる。
更に、「セーフティパス」単一のパスワードで多くの会員制ネットサイトにログインできるサービス等も利用できる。
同社は、本サービスの提供により、インターネット利用者の新たな拡大とB2CやC2C、更にはB2E分野の今後の発展に大きく貢献していく。
1.ICカード利用の汎用的セキュリティプラットフォーム「セーフティパス」
お互いに顔の見えないインターネット上での取引や情報交換等の普及拡大のためには、コンシューマ(または従業員)とサービス提供事業者(または企業)との間で、確実な本人認証と情報漏出のないセキュリティの確保が必要とされており、ID・パスワード方式に代わる安全で便利なシステムの提供が強く求められている。
これらの要求に応えるため、NTT Comは、今後、磁気カードに代わり、金融機関、運輸機関、行政を中心に偽造がほぼ不可能とされるICカードが一挙に普及する趨勢にあることに鑑み、一人一人が持つICカードをインターネットのアクセスに利用することによって強固なセキュリティを確保した。
「セーフティパス」は、ICカードを用いた本人認証をベースに、インターネット上でICカードを利用するための汎用的なセキュリティプラットフォームを提供するもの。
事業者は「セーフティパス」の利用により、セキュリティの課題が解決するだけでなく、顧客に発行したICカードを用いて対面(リアル)、ネットのチャネルの別なく、効率的な顧客管理が可能となり、更にはICカードとネットを組み合わせた多様な新サービスの創出も可能となる。
2. サービス概要
(1) 会員制サービス事業者向けのサービス
<認証プラットフォーム>
[1]セキュア接続サービス
コンシューマとNTT Comの認証サーバの間でコンシューマの本人認証後、NTT Comのサーバを介してコンシューマとサービス企業の間に高セキュリティな暗号路を形成し、認証結果をサービス事業者に通知するサービス。サービス事業者はコンシューマに対し自由なアプリケーションを安全に提供することができる。
NTT Comのサーバとコンシューマの間の暗号路は、IP-VPNとして標準化されているIP Sec方式を適用。またNTT Comのサーバとサービス事業者の間の暗号路は、いくつかのセキュリティ方式の中から選択することができる。
[2]かんたんネット申込みサービス
コンシューマがサービス事業者への入会登録やサービスの申込みを行う際に、「セーフティパス」にあらかじめ登録している自身の情報をセキュア接続サービスを用いてサービス事業者に送出することにより、簡単かつ安全にオンライン申込みできるサービス。
<決済プラットフォーム>
[1]スムーズ注文サービス
コンシューマが注文に必要な購入者、配送先、決済の情報等を「セーフティパス」にあらかじめ登録しておくことにより、毎回毎回注文の度にサービス事業者への情報入力を不要とするサービス。
[2]あんしんネットお支払いサービス
NTT Comが、多数の金融機関と提携して、ネット上でのクレジット決済、インターネット銀行決済、更にはNTT Comが新たに提供する電子決済方式「ちょコム」、代引き、コンビニ決済といった多様な決済手段を低コストでコンシューマとサービス事業者の双方に提供。
コンシューマは決済を行う都度、決済手段を選択でき、クレジットカード番号、口座番号等はサービス事業者へは通知されずに決済が完了する。
(2) 企業の従業員向けのサービス
<認証プラットフォーム>
[1]セキュアリモートアクセスサービス
企業とその従業員がセキュア接続サービスを利用いただくことで、NTT Comの認証プラットフォームにより確実な本人認証を受けた従業員が、インターネット上のセキュアな環境下で企業内LAN等に対しリモートアクセスすることを可能とするサービス。
[2]会社内メール閲覧サービス
企業メールサーバ内の従業員宛電子メールを、NTT Comの認証プラットフォームにより確実な本人認証を受けた従業員が、インターネット上のセキュアな環境下で閲覧できるサービス。この場合、所定のメールは企業内メールサーバから「セーフティパス」内メールサーバに転送され、従業員はこれを閲覧することになる。
(3) セーフティパス加盟店向けサービス
[1]スムーズ注文サービス
[2]あんしんネットお支払いサービス
(4) コンシューマ向けサービス
[1]セキュア接続サービス
[2]かんたんネット申込みサービス
[3]スムーズ注文サービス
[4]あんしんネットお支払いサービス
[5]IDキーホルダサービス
コンシューマが会員登録している各サービス事業者対応のID・パスワードを「セーフティパス」に登録することにより、「セーフティパス」の単一パスワードのみで当該サービス事業者へのログインを可能とするサービス。
(5) プラットフォームとしての提供
「セーフティパス」のプラットフォーム機能(認証・決済)のみを企業に提供するサービスです。企業はこの機能を用いて独自のサービス展開が可能となる。この場合、コンシューマが利用するICカードは当該企業の発行するICカードとなる。
3.セーフティパス保険の付保
「セーフティパス」では、コンシューマのICカードの紛失・盗難、パスワードの盗視その他に起因するなりすましの危険に備え、コンシューマには「セーフティパス保険」を付保し、サービス事業者には「事業者補償制度」を用意。これにより、仮になりすましが発生しても、その損害は一定額まで補償される。

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