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NTTコムウェア、マーケットスイッチ・ジャパン/企業収益向上を支援する日本初のOne to Oneマーケティングソフトで協業開始

2001年11月18日/未分類

NTTコムウェア(株)と、(株)マーケットスイッチ・ジャパンは、企業の収益向上を支援するマーケットスイッチのOne to Oneマーケティング・オプティマイゼーション(最適化)・ソフト「TRUE SuiteTM(トゥルー・スイート)」を、通信・金融業界を皮切りとして、顧客ビジネスを展開するあらゆる企業に共同で提供することに合意し、CRM市場の拡大を目指す。
背景
IDCレポートによると日本におけるCRM市場の成長はSI全体成長率の2倍以上であり、2002年には約1,750億円、2003年は約2,000億円、2004年には約2,400億円に成長すると見込まれている。
高い成長率が見込まれるCRM市場にあって、One to Oneマーケティングを実践する企業では、「どの商品をどのチャネルで提供すれば顧客から満足が得られるか」を導き出し、顧客獲得数はもちろん企業収益を向上させることが課題となっている。
これまでは一人の顧客が購入した商品をデータベース化し、単一的な「顧客 対 商品」の傾向分析に、個人の経験・勘や独自のビジネスルールといった不確定要素などでのプラン作成が多く見受けられた。さまざまな条件の下、短時間で顧客個々に対する最適な商品の提案を可能とし、企画目標を達成できるソフトウェア製品の出現が待たれていた。
TRUE SuiteTMの特長
「TRUE SuiteTM」は、「取り扱い製品・サービスの種類」「データベース内の顧客履歴」「顧客へのアプローチ手段」「販売チャネル」などの条件を、様々なコストや利益率に基づいた分析により最大効果となる販売戦略やマーケティングプランを作成、顧客が「欲するタイミング」で「欲する商品」を導き出す「顧客最適化」の分析系CRMソフトウェア。
導き出されたマーケティングプランにより顧客へアプローチすることで、顧客からの満足を得ながら企業収益向上を可能とした。これまではさまざまな条件(変数)での計算が複雑過ぎるため著しく時間がかかり、経費もかさむなどの理由で分析が困難だったが、米国で特許を取得した金融数学の高度な解析技術の適用によりその課題をクリア。同種のソフトの市場展開は日本で初め。
米国クレジットカード関係のキャピタルワン(顧客数4000万、ローン取扱高385億ドル)は「TRUE SuiteTM」の導入で、7日間程度かかっていたデータ解析を90分程度と大幅短縮し、スピーディな「顧客データ最適化」により、カード発行会社中位から7位に躍進した。
ビジネス展開
この提携により、NTTコムウェアは、IT分野におけるソリューションプロバイダの中核として、システムの構築から保守・運用、更にはコンサルティング、アウトソーシング・サービスまでトータルソリューションを提供してきた実績を基に、CRMソリューションビジネスでマーケティングからセールス、サービスまでトータルサポートが提供可能となる。
一方、マーケットスイッチは、米国で培った実績によるノウハウ、技術情報の提供によりNTTコムウェアのCRMソリューションビジネスを強力にサポートし、日本のCRM市場で「TRUE SuiteTM」のトップブランド化を目指す。
今後は両社共同でキャンペーン代行サービスなどのビジネス・プロセス・アウトソーシングサービスの提供も視野に入れている。
NTTコムウェアはマーケットスイッチ製品を、顧客ビジネス最適化ソリューション「e-Optimization」の標準パッケージラインナップと位置づけ、収集した顧客情報を共有化し活用する実行系CRM製品も組み合わせ、CRMソリューション全体で平成15年度末までの累積売上げ50億円を目指す。
用語解説
TRUE SuiteTM概要
CRM、SCMシステムやeコマース、携帯電話を用いたモバイルコマース等の即時性を要求されるシステムに組み込むだけで、顧客満足度と企業収益を同時に最大にする組合せをはじきだすマーケティングソフトウェア。
コンストレイント・オプティマイゼーション(条件付最適化)技術によってのみ達成可能なことは以前から認識されていましたが、スーパーコンピューターを長時間駆使する必要があった。マーケットスイッチ社は、マイクロソフト社のウィンドウズNTやサン・マイクロシステムズのソラリスといった代表的なオペレーションシステム上で、短時間に計算できる世界初の特許を取得、マーケティングソフトウェアとして商品化したもの。

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