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エプソンロジスティクス/ゼロエミッション(再資源化100%)達成

2001年11月29日/未分類

セイコーエプソン(株)のグループ会社、(株)エプソンロジスティクス本社は、ゼロエミッション(再資源化100%)を達成した。
セイコーエプソングループでは、事業活動から発生する廃棄物を100%再資源化することを「ゼロエミッションのレベル1」と定義し、これを国内事業所、国内の関係会社(製造拠点)で 2003年度までに、海外の生産開発拠点全てで2004年度までに達成する目標で活動を進めている。
エプソンロジスティクスはセイコーエプソングループのゼロエミッション(再資源化100%)を、2001年11月27日に達成した。
これは、半導体製造拠点の富士見事業所、酒田事業所、セイコーエプソングループの東北エプソン(株)、水晶振動子製造拠点の伊那事業所に次いで、国内で5拠点目の達成となる。
また海外ではプリンタ生産開発拠点エプソン・ポートランド(Epson Portland Inc.:米国オレゴン州)、エプソン・フィリピン[Epson Precision (Philippines) Inc.]、エプソン・テルフォード(Epson Telford Ltd.:イギリス)、エプソン・フランス[Epson Engineering (France) S.A]で、ゼロエミッション(再資源化100%)を達成している。
EPSON商品、電子デバイスの物流、輸送サービス拠点のエプソンロジスティクスでは年間約40トンの廃棄物を発生していた。このゼロエミッション活動において、プラスチックはフィルム状プラスチック、スポンジ状プラスチック、固形プラスチック等に分け、それぞれ固形燃料化(RDF)、高炉還元剤、ガス化溶融処理による再資源化を行なった。
また、社内のリサイクル事業を利用して、プラスチック、紙類等の最適な分別、再資源化方法を提案、実用化してセイコーエプソングループ内に展開。
これにより、ゼロエミッションを達成するとともに、廃棄物の埋め立て処分時のコストと比較して、年間126万円の費用を削減することができた。
今後、このゼロエミッションで培った技術、ノウハウをセイコーエプソングループ国内の全事業所、関連会社、海外の生産開発拠点に水平展開し、グループ全体のゼロエミッション(再資源化100%)を実現していく。
また、セイコーエプソンで定義する「ゼロエミッションのレベル2」の活動として、製造工程の見直しにより廃棄物そのものの発生抑制を目指し、より付加価値の高い再資源化の取り組みも同時に進めていく。これらの活動については、今後、環境報告書等を通じ、公表していく。
同社では、1988年にフロンレス活動をスタートして以来、地球環境問題への本格的な取り組みを進めてきた。
1998年を「第2の環境元年」と位置付け、地球温暖化防止やゼロエミッション活動、CO2削減などの省エネルギー活動など地球環境保全に向けた「環境総合施策」を全社的に推進。セイコーエプソンはゼロエミッション(再資源化100%)達成を国内の全事業所、海外の製造拠点で進めるとともに、今後、製造工程時に大気中、排水中に出される排出物の削減活動にも積極的に取り組んでいく。

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