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全日空/成田空港における輸入貨物の「上屋業務」自社化

2001年11月29日/未分類

全日本空輸(株)は、2002年3月を目途に、成田空港における自社便輸入貨物の「上屋業務(保税貨物の蔵置業務)」の一部自社化を開始する。
一部自社化にあたり、11月6日付けでエーエヌエー・ロジスティクサービス(株)を運営会社として設立し、成田空港の第4貨物ビル内約3000m2にて取扱いを開始した。
今後自社上屋スペースを拡大しながら、順次輸入貨物の上屋業務の取り扱い量を増やし、2004年度の取り扱い量は40 000トン程度(開始当初は25 000トン程度)を見込んでいる。
同社は、1986年の国際線定期便初就航(成田-グアム線)以来約15年に亘り、成田空港の貨物施設の物理的な制約や、取扱い貨物量の規模が小さいことなどの理由により、輸入貨物上屋業務を外部委託してきたが、2002年の暫定滑走路供用開始に伴い、今後貨物施設の拡大が計画されていることや、増便による貨物量の増加が見込まれることから、自社による取扱いを開始する。
自社化による品質向上・コスト削減・ハンドリングの効率化などを通じて、輸入貨物マーケットにおける競争力を高めていく。
輸入貨物の上屋業務(保税貨物の蔵置業務)自社化
概要
(1) 2002年3月を目途に、第4貨物ビルの自社上屋約3 000㎡にて、自社便輸入貨物の保税蔵置業務の一部取扱いを開始する。
(2) 年間取扱量は、当初25 000トン程度、2004年度には40 000トン程度を見込む。
(3) ハンドリングは全日空100%子会社(エーエヌエー・ロジスティクサービス)が実施。
目的
(1)輸入貨物の荷主引渡しまでを自社内で完結することにより、貨物の動態管理スパンを拡大する。
(2) 多様な顧客ニーズに対し、臨機応変に対応する体制を構築する。
(3) サービス品質を向上させるとともに、コスト削減を図り、マーケット内での競争力を高める。
(4) 航空会社業務と上屋業務の連携により、効率的なハンドリングを実現する。
新会社の概要
(1)社名:エーエヌエー・ロジスティクサービス株式会社(全日空100%出資)
(2)事業内容 輸入上屋ハンドリング業務、及びその他関連業務
(3)設立 2001年11月6日
(4)本社所在地 千葉県成田市(新東京国際空港内)
(5)代表取締役社長 橋本 安弘 (全日空貨物郵便本部長)
(6)営業開始 2002年2月~3月予定
(7)資本金 6400万円
(8)社員数 設立時25名程度

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