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日立製作所/携帯電話利用の車載情報端末向け地図・経路配信サービスシステム商品化

2002年03月07日/未分類

(株)日立製作所と 関連会社(株) ザナヴィ・インフォマティクスは、日産自動車(株)が発表した総合テレマティクスサービス「カーウィングス」向けのサービスシステムとして、通信回線を利用し、携帯電話が接続された車載情報端末に、デジタルの地図情報や目的地までのルートなどを配信する「ドライブルートアシストTM」(以下 DRATM)を商品化した。
携帯電話などの回線を利用した本格的な車載情報端末向けの地図・経路・施設情報の統合配信サービスは世界初で、日立グループのテレマティクス事業としての商品化の第一弾となるもの。なお、日産自動車が2月26日に発表した「新型マーチ」に搭載される車載情報端末が最初の適用となる。
今回サービスを開始するDRATMは、ザナヴィ本社内にあるDRAセンタから専用の車載情報端末にデジタル地図や目的地までのルートなどの情報を配信するもので、日立のGISやHMI等のITS技術をベースに、ザナヴィが商品化した。
本サービスは、従来のカーナビゲーションシステムでは個々に実装していた地図・施設などのデータベースや経路計算機能を、DRAセンタに集約し、ユーザーが必要とする時に、必要な情報を携帯電話の回線を介して車載情報端末に配信・ダウンロードする。
また、新しい道路や施設のデータも追加し、現在地・目的地・経路などに連動したPOI情報を提供。さらに、ユーザーが普段使用している携帯電話をそのまま利用することも可能であり、安価なイニシャルコストでのカーナビ機能の利用を実現する。
今回の「新型マーチ」の場合、ユーザーがDRATMサービスを受けるためには、日産自動車が実施する日産情報サービス「カーウィングス」に加入した上で、オプションサービス会費(500円/月または5 500円/年)を支払う。サービス1回当たりの通信料金は、データ量をコンパクトにする配信フォーマットの採用により、低価格化を実現している。

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