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国土地理院/電子基準点リアルタイムデータ、5月から提供

2002年03月25日/未分類

国土地理院は5月から電子基準点(GPS連続観測点)リアルタイムデータを民間に開放する。これにより、電子基準点を利用してリアルタイムに高精度な位置情報を提供するサービスを民間が行うことが可能になる。
国土地理院が全国約1000ヶ所に整備している電子基準点は、GPSを利用して電子基準点相互の位置を正確に求めることができる施設。現在、電子基準点で受信したデータは、電話回線等を経由して一日一回つくばの国土地理院にある測地観測センターに送られ、位置が計算されている。
電子基準点は、平成12年3月の有珠山の火山活動をはじめ、地震活動や火山噴火活動に伴う地殻変動の観測監視に活躍している。
国土地理院では地殻変動の観測監視を一層強化するため、電子基準点で受信したデータをセンターにリアルタイムで常時送るためのシステムの整備を進めている。
電子基準点により得られるリアルタイムデータを活用することにより、各種測量が飛躍的に効率化される他、測量以外の広範な位置情報サービスの分野(ITS、カーナビ、GIS等)が大きく発展することが予想される。
5月から関東・中京・京阪神地域等の大都市を中心として200点の電子基準点のリアルタイムデータ提供を開始。また、平成14年度中にはほぼ全国をカバーすることができる約900点の電子基準点についてリアルタイムデータを提供する予定。
電子基準点リアルタイムデータの提供にあたっては専門の配信機関を経由して、民間の位置情報サービス事業者に配信する。

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