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日本IBM/資生堂からITのアウトソーシングを受注

2002年04月04日/未分類

日本IBM(株)は、(株)資生堂のコンピューター運用業務のアウトソーシング契約を2001年12月に締結し、4月よりサービスを開始した。サービス期間は10年間。
資生堂は、これまで情報システムを安定的に社内運用してきた。しかし、今後のIT(情報技術)拡大化に対するシステムの安定運用維持や、2003年5月以降に予定している東京地区事業所の汐留オフィスへの集約化に伴うコンピューター資源の統合管理や運用業務の集中効率化を目的に、外部機関への運用委託を検討してきた。
一方、日本IBMは、従来より資生堂のシステム運用業務の一部を受託していたものの、運用全体には関わっていなかったが、「専門スキルの継承と長期安定稼働」の観点から、運用業務に加え、システム資源の提供を含めた広範な業務を受託することになった。
これは資生堂が目指す「ローコスト・オペレーション」にもつながるもので、受託する業務の対象は、システム運用の基幹業務と言えるホストシステムだけでなく、中規模サーバー、PCサーバーの一部運用業務も含まれる。
資生堂にとってシステム関連業務のアウトソーシングは、社内に保有すべき業務の明確化や戦略情報システムの企画・開発体制の強化に結びつくだけでなく、情報処理業務全体の強化になる。
資生堂の今回の対応は、同社が昨年来進めている経営改革の一環としてのコスト削減の具体策でもあり、現在の委託予定による試算で10年間で約11億円のIT関連コストの削減を見込んでいる。
日本IBMはアウトソーシングを、「本業への経営資源の集中」という企業戦略を実行するための効果的な手法として多くの企業に提案し、すでに多数の顧客にサービス提供してきている。
資生堂に対しても、長期のパートナーシップに基づく「戦略パートナー」として、そのビジネス目標の実現をITの面から支援していくとともに、ビジネスのグローバル化や情報社会の急速な進化に即応できるシステムを資生堂に提供することで、同社に対するサービスを一層充実する。

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