三井物産／中国で塗料生産会社設立、物流網も整備

三井物産（株）は、武蔵塗料（株）、台湾大世紀塗料と合弁でIT/AV機器筐体用合成樹脂塗料の生産・販売会社を中国・蘇州市に設立することを決定し、中国当局への会社設立許可申請を行った。
新合弁会社概要
会社名：蘇州武蔵塗料有限公司　/　英文名　Musashi Paint (Suzhou) Co Ltd
所在地：中華人民共和国江蘇省蘇州市、蘇州工業園区内
総投資額：USD800 000(邦貨約1億円、全額資本金でCover)
出資者：武蔵塗料51%　(USD408 000)
大世紀塗料(台湾)35%　(USD280 000)
三井物産14%　(USD112 000)
設立時期：2002年4月上旬(稼動開始は6月下旬を予定)
生産品目・規模 IT/AV筐体用合成樹脂塗料・年産能力1 000MT程度
事業計画 5年後の取扱金額約10億円
客先：華東地区日系・台湾系合樹成型Makers
(End Usersは日系・台湾系のTV、携帯電話、デジカメ、PC Makers)
合成樹脂商内全般とのシナジー効果(合成樹脂本部方針との整合)
本年4月1日発足の合成樹脂本部の重点地域である中国において、三井物産のもつ物流Network及び樹脂コンパウンド(成型前材料)生産拠点・合成樹脂加工拠点と有機的結合をもって事業を位置付けている。
エンドユーザーのニーズに総合的に応える品揃えを現地で行うことにより、シナジー効果を持った総合商社としての合成樹脂商内を中国で確立する。
また、こうした樹脂及び添加剤原料全般の物流はもとより、部品も含めた総合展開を図ることにより、将来的にはエンドユーザーに対する物流全般をSCMや3PLの形でサービス提供しうる基盤を整備する。