豊田通商／電子デバイスセンター竣工

豊田通商（株）は豊通物流（株）の安城営業所構内にカーエレクトロニクス部品事業の物流集約基地「電子デバイスセンター」を建設し、５月より稼動した。
カーエレクトロニクス部品は、精密部品であり高い品質管理が求められており、自動車業界特有のジャストインタイム供給に対応するとともに、物流費用を低減するシステムの構築が必要となっていいる。 また、顧客の海外生産拡大のため、海外への安定供給体制の確立が急務となっていた。
施設機能
1. 「電子デバイスセンター」は豊通物流・安城営業所内に建設した二階建て、延べ床面積約3 200㎡の施設で、電子部品を最適な環境で保管できる空調設備や静電防止策などを施している。
2. 豊田通商は「電子デバイスセンター」に国内・海外向のカーエレクトロニクス部品を集約し効率を高め、また海外向けには同敷地内の「物流センター」で輸出梱包、バンニングまでの輸出作業全般を行う。
3. 豊田通商は新運営管理システムを開発し、顧客から部品メーカーまで情報をつなげ、需要予測管理、在庫管理、品質管理・ロット履歴管理などを核とするSCM(サプライチェーンマネジメント)を構築した。