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豊田通商/リチウム資源開発で事業参画

2010年01月20日/国際

豊田通商は1月20日、オーストラリアのオロコブレ社との間で、アルゼンチン・オラロス塩湖でのリチウム資源開発のための事業化調査についての覚書を19日に締結したと発表した。

ハイブリッド・電気自動車の普及にともない需要増大が予想されるリチウム資源の確保のため、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と連携し、世界中のリチウムを含むレアメタル資源ポテンシャルについて調査を実施してきた。

アルゼンチン北西部プーナ地方に位置するオラロス塩湖は、舗装道路・ガスなどのインフラ設備が近辺まで整っていることやリチウム含有量が高く、マグネシウム含有量が低いことなどリチウム開発において有望であると判断した。同塩湖の権益を持つオロコブレ社と共同で事業化調査を開始することを決めた。

事業化調査の結果をもとに、共同出資会社を設立し2012年にも生産を開始する予定だ。2014年には、炭酸リチウム年間1万5000トン、塩化カリウム年間3万6000トンの生産を目指す。

豊田通商は、世界各地の塩湖開発を核としたリチウムの上流から下流までのサプライチェーン構築を目指す。

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