国土交通省／地方運輸局の組織再編

国土交通省は7月1日、地方運輸局の組織再編を実施する。
地方運輸局の本局の再編
・「企画振興部」及び「交通環境部」の設置
本局組織を再編し、新たに「企画振興部」「交通環境部」を設置し、モード横断的な政策課題や環境問題等の２１世紀の行政課題への対応を強化することとしました。
・事業関係部の再編
規制緩和に対応し、事業者に主眼を置いた事前規制型の行政からの脱却、事後チェック型の行政の強化を図るとともに、利用者や地域社会のニーズを踏まえた輸送サービスの向上や交通の安全の確保を図るための取り組みを強化するため、事業部の組織を見直した。
「運輸支局」の設置
・陸運支局及び海運支局を統合して都府県に１つ(北海道にあっては７つ)の運輸支局を設置し、自動車・海事関係に加えて、鉄道・観光等の業務もあわせて総合的に実施する。
・兵庫県は、兵庫陸運支局を海事業務に関する準ブロック機関である神戸海運監理部と統合して「神戸運輸監理部」を設置。　　
・地域の実情に応じて海運支局を改組した「海事事務所」を設置。　　
・小規模海運支局は運輸支局等へ統合。（留萌、釜石、横須賀、相生、木江、新居浜、苅田、津久見の８支局）
地方運輸局の管轄区域の見直し
・秋田県と山形県を東北運輸局に移管することにより、今後、東北６県は東北運輸局が管轄。　　
・富山県と石川県を新潟運輸局に移管し、同局の名称を「北陸信越運輸局」に変更することにより、新潟県、富山県、石川県及び長野県の４県は、今後、北陸信越運輸局が管轄。　　
・福井県に係る海事事務を中部運輸局に移管することにより、今後、福井県は中部運輸局が一元的に管轄。