凸版印刷／商品情報データベースシステム「GAMEDIOS Version4」開発

凸版印刷（株）は、商品情報データベースシステム「GAMEDIOS（ガメディオス）」シリーズの最新版「GAMEDIOS Version4 （ガメディオス　バージョン フォー）」を開発した。
商品データベースを活用し、チラシ、カタログなどの印刷物からCD-ROM、Webサイトまでを含めた商品情報発信のニーズに応えるため、同社は1993年より商品情報データベースシステムGAMEDIOSを開発・販売し、60社以上の企業で、主に広告担当部署にて運用されている。
しかし、最近では利用範囲がビジネス全般にわたり、ECサイト、電子購買、eCRM/SFAをはじめとする各種システムとの連動、取引先とのデータ共有、海外事業所とのデータ共有、業界横断型データベースへの利用などのニーズが強くなってきた。
外部システムとの連動を容易にする新技術の採用、より多彩な商品情報管理機能、強力なアクセスコントロール、グローバル対応機能を備えた「GAMEDIOS Version4」を開発した。
「GAMEDIOS Version4」にて採用した「Webサービス技術」は、国内外の主要なソフトウェア企業がサポートを表明するなど、今後、ネットワーク上でのメッセージ交換手段の主流になると考えられている。
「GAMEDIOS Version4」概要と特長
Webサービス対応
・ XML技術を利用したSOAPプロトコルをサポートし、UDDI、WSDLによって他システムとの連動を容易にした。これにより、企業内におけるシステム連携のみならず、企業間におけるシステム連携を簡単に実現。
XML対応
・ cXML、ebXML等、各種業界での標準XMLによる業務運営が容易になる。
アクセス制御強化
・ ユーザーごとに商品別・文字項目・素材種類別に表示非表示・編集の可否が設定可能になり、仮想の個人データベースが実現でき、企業内における情報管理のみならず複数企業間における情報管理の安全性を高めることが可能となる。
・ 情報供給側と利用側の間で、価格設定や新製品情報など、複雑な情報内容のコントロールが必要な、業界横断型データベースシステムにも即時対応が可能となる。
本格的なグローバル対応
・ 多国語対応により、海外事業所や海外企業とのデータ共有、ビジネス連動が可能。
動作環境のオープン化、およびスケーラビリティの向上
・ OS：UNIX/Windows2000、RDBMS：Oracle/SQLServer、素材変換処理エンジン：Windows/Macintosh　等ニーズ・システムポリシー・規模に合わせた最適なシステム構成が可能。
データベース構造拡張
・ 表型・長文型の対応、素材同士のリンク等が利用可能。より複雑な商品体系をスムーズに管理できる。
DTPとの連動機能強化
・ 「GAMEDIOS Web service tool Kit for Mac.」の提供によりDTP環境からデータベースへの直接アクセスが可能となり、データベースパブリッシングを容易に実現。
APIによる豊富なシステム機能の提供
・ GAMEDIOSが持つ豊富な機能を、APIを使って利用することが可能になり、ユーザ毎のワークフローに合わせたカスタマイズが容易となるため、個々の企業が、より最適化したシステムとして利用できる。
従来の「GAMEDIOS Version3」の機能を継承
・ 多種多彩なメディア展開機能を継承し、チラシやカタログといった印刷物はもとよりCD-ROMカタログ、ECサイト、電子購買システム等へのデータ提供が可能。
価格（コンサルティング費及び保守費用は別）
・ サーバー／クライアントシステム一式（Windows2000/XP）1 000万円台～
・ 増設クライアント（Windows2000/XP）一式　50万円～
販売目標＞
初年度10億円
3年後 20億円