(株)ジェーエムエーシステムズは、朝日電器(株)がスウェーデン、インテンシア社のERPパッケージMovex(ムーベックス)を採用したと発表した。
朝日電器は、ERPシステムを導入し、パッケージが持つ特徴や機能を自社に取り入れることにより、市場の変化やニーズの変化にも迅速に対応できるシステム構築を計画。
導入の狙いは、システム構築と並行して根本からビジネスプロセスの見直しを行い、業務改革を実施しするとともに、短期の開発期間、自社内という枠を超えたグローバルスタンダードの実現。
Movexを採用したポイント
1.他社導入事例を見たことにより、Movexの柔軟な在庫管理機能が自社にフィットするというイメージができた。
2.Movexは、朝日電器が現在使用中であるIBMAS/400上で稼動する。
3.MovexにはJava版が存在し、将来Java版へ切り換えることが可能。
4.Movexは全世界で約3800社の導入実績があり、グローバルなノウハウ提供と支援が受けられる。
5.ジェーエムエーシステムズがビジネスパートナーとして全システムにわたり100%サポート。
朝日電器は、SCM思想(販売計画/発注精度向上・在庫適正化・納品率向上等)を盛り込み、主として業務効率化のための「基幹業務システム」と管理レベル向上のための「情報活用システム」に分けて構築を目指している。
「基幹業務システム」として、Movexを中核に、顧客の受注処理から、在庫管理、出荷管理、購買管理までのサプライチェーンを24時間EDIシステムと連動させる。
「情報活用システム」については、「販売・仕入・在庫情報」「新商品情報」「利益情報」を商品別/得意先別/組織・担当別の切り口で検索・分析できる仕組みを構築するを目指し、OLAPツールとの組み合わせを計画。
同社のコアシステムは、ERPになるが、顧客に対するフロントとバックヤードのシステム、具体的には顧客の多様な要望に、より迅速に対応可能なツールの導入も予定し、従来以上のサービス向上を目指す。
朝日電器は、今回のシステム再構築プロジェクトにおいて、ERPのビジネスモデル活用により「業務改革」を推進し、「企業体質の強化とさらなる飛躍」「業務の品質向上と効率化の両立」「顧客満足度向上」を目指す。
また将来の展望として、スピード経営の実現とリアルタイムな市場ニーズ及びITの変化への迅速な対応を目指さし、本番稼動は、2003年8月中旬の予定。
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ジェーエムエーシステムズ/ERPパッケージ・ムーベックスを朝日電器が採用
2002年10月10日/未分類
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