マツダ(株)は、国内生産体制を再編成する方針を発表した。 生産効率を向上させながらミレニアムプラン(中期経営計画)の成長目標を達成することを目的としたもので、2004年度に広島本社・宇品第2(U2)工場を再開し、本社第1(F)工場を閉鎖することを骨子としている。
生産体制の再編成によって国内生産能力(年間)を現在の78.8万台から11万台増(+14%)の89.8万台に拡大する。これにより、ミレニアムプランで計画しているマツダの国内および輸出向け生産台数の増加に対応する。国内生産能力は今回の計画により拡大するが、2000年11月のミレニアムプラン策定前の能力に比べると15%の削減となる。
再編計画により、本社F工場で生産しているトラック系商用車4車種(タイタン、タイタンダッシュ、ボンゴトラック、ボンゴブローニイトラック)を2003年春から順次プレス工業(株)尾道工場に生産移管する。またF工場で生産しているその他の車種は宇品第1(U1)工場又はU2工場に移管する。
国内生産体制の再編成はミレニアムプランの戦略に基いて行なうもので、ミレニアムプラン策定時以降の環境変化を折り込みながら現実に合わせた生産能力を実現しようとするもの。これにより、生産体制の更なる効率化と環境に配慮した生産体制の実現を目指す。
また今回の再編成は、乗用車の生産能力を強化すると同時に商用車の生産を維持しながら生産体制の効率化・適正化を図ろうとするもので、これに伴うマツダの商品および従業員への影響はない。
本社F工場は1960年4月に操業を開始したマツダの最も古い工場である。U2工場は1972年12月に操業を開始した。
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マツダ/国内生産体制再編成
2002年10月24日/未分類
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