商船三井／大型自動車船 8隻の建造方針決定

(株)商船三井は2005年から2006年竣工予定で、大型自動車船8隻の建造発注を行う。
同社は現在、社船、仕組船、長期傭船を含め約60隻の自動車船を運航し、世界的な自動車輸送サービスを展開しているが、マーケット需要の変化に応じた船隊のグレードアップを図るため、老齢船を新鋭船型に順次リプレースするもの。
これにより、発注済みの6隻（6400台型／2003年3月～2004年１月竣工）とともに、2003年以降2006年までの4年間に計14隻の大型自動車船を就航させる。
新規発注8隻は、速力２０ノット、ランプ強度100トン、２層の可変デッキなど、先に発注した6隻で採用した新鋭設備に加え、全層背高車スペース対応のデッキ構成、上層階層に直結する可動式ジャンピングスロープの導入など、荷役効率・安全作業面の対応のみならず環境面でも多くの最新方式を採り入れる。
起用船台については国内数社と最終仕様・価格を交渉中で、近く起用造船所を決定する。
新造船概要
竣工予定時期：2005年～2006年
造船所：未定
自動車積載能力：6400台（基準小型車換算）
その他：可変デッキ２層、背高スペース比率100％
ランプ強度100トン、速力20ノット