大日本印刷、十条電子／無線通信機能を搭載した超小型ICカード用リーダライタ開発

大日本印刷(株)（以下：DNP）と十条電子(株)は、無線通信機能を搭載した超小型ICカード用リーダライタ（以下「無線／USBリーダライタ」）を開発した。
同リーダライタは、67×21×11mm、13グラムと小型・軽量で、GSM／3GPP規格のUIMサイズのICカード（15×25×0.8mm）を内部に格納して使用。適合するUIMには接触／非接触兼用（Dual）のICチップが搭載される。
本体に、USBコネクタと、ISO7816インターフェースをUSBインタフェースに変換するチップを搭載しており、パソコンのUSBポートに接続することで、簡単にICカードを利用することが出来る。
無線通信用のアンテナを内蔵しており、格納したICカードの予備端子（C4、C8端子）とこのアンテナとが接続される構造になっている。このため、非接触ICカード用リーダライタにかざすことでも、ICカードを利用することが出来ます。USBリーダライタであり、非接触ICデバイスにもなるというもの。
DNPと十条電子は、既に、無線通信機能を持たずUSBコネクタのみを備えた超小型ICカードリーダライタ（以下「USBリーダライタ」の開発を完了し、11月下旬よりサンプル出荷を開始している。今回開発した無線／USBリーダライタは、USBリーダライタの上位機種となる。