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日本電気/日本コーリンの「海外取引業務システム」構築

2003年02月06日/未分類

日本電気(株)は、日本コーリン(株)の海外向け販売業務における顧客サービスの向上と業務効率化を実現する「海外取引業務システム」を受注・構築した。
同システムは、NECのASPサービス「ユア・インターネット」のWeb受発注サービス「販売WEBEDI」と、新たに構築した「貿易システム」を連携して実現している。
日本コーリンでは、生体モニタや動脈硬化評価システムをはじめとする医療関連機器を、海外の販社やディーラを通じて販売し、グローバルな事業展開を推進している。
「海外取引業務システム」は、距離や時差に関わらず、海外の顧客との円滑なコミュニケーションを実現し、よりきめ細かなサービス提供による顧客満足度の向上を図るとともに、受発注業務の効率化を実現するもの。
商品の受発注や納期照会をWeb上で行なうASPサービス「販売WEBEDI」と、受注管理や在庫引当などのデータ処理を行なう「貿易システム」のSIとを組み合わせて構築した。
このような組み合わせによるシステム構築は、個別SIよりも経済的かつ短期間でシステムが構築でき、また、ASPだけの場合よりもユーザニーズにきめ細かく対応することが可能。
NECでは、このたびのシステム構築において、この方式を採用することにより、日本コーリンの業務遂行にあわせたシステムを経済的に、かつ4ヶ月の短期間で実現した。
導入効果
・顧客満足度の向上
従来、海外の販社はFAXで注文し、在庫状況や注文状況などを日本コーリン本社に問い合わせていたが、Webによる発注・照会機能を提供することにより、タイムリーな発注/オーダー状況確認を可能とした。これにより、顧客に対する迅速かつ的確な情報提供を可能とするとともに、顧客とのコミュニケーションの円滑化を実現し、顧客満足度の向上を図っている。
・トータルリードタイムの短縮と在庫最適化
受注処理や受注管理、オーダー発行、在庫引当、納期回答などを電子化することで、受注から出荷指示までの時間を従来の3分の1に短縮するなど、リードタイム短縮を実現している。また、基幹システムと連携することで、受注情報や会計情報を生産計画や会計管理に活用可能としている。さらに、Webによる情報共有により、注文の流れを迅速に確認して在庫の削減を図るなど、在庫最適化を実現している。
日本コーリンでは、現在、資材発注のEDI化も進めているほか、「海外取引業務システム」をはじめとする販売関連システムと生産システムとの連携を図ったトータルなSCMを目指すことで、より一層の効率化を実現していく計画。

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