SAPジャパン(株)は、統合アプリケーション・プラットフォームを一歩前進させた「SAP NetWeaver」(エスエイピー・ネットウィーバー)を発表した。
「SAP NetWeaver」は、異種混合のIT環境下での拡張性を前提に設計され折り、、企業の組織全体にわたって「人・情報・ビジネスプロセス」が一元的に統合された体制が実現できる。
「SAP NetWeaver」はまた、Microsoft .NETに加え、IBM WebSphere(J2EE)と完全な互換性を有しており、このことによってテクノロジー上の優位性を確立し、異種環境下でのITインフラストラクチャの柔軟な管理が可能となるほか、煩雑さを最小限に留めながら、企業が過去において行った投資の保護を可能にする一方で、総コスト(TCO)を削減する。
昨今複数のシステムを統合する場合、ともすると高コスト構造になる傾向が高く、これが今日のE-ビジネスの実現にあたっての桎梏となっている。
特に企業が、異なるベンダーのアプリケーションを異種混合のIT環境下においてシステム構築する際、「異種テクノロジーの統合」という困難な問題に直面している。
新しいビジネス価値の創造には、それぞれのテクノロジーを連係させる必要があり、しかもテクノロジーの導入時のみならず、ソリューションのライフサイクル全体にわたって管理していくことが重要。特に近年の企業のIT費用抑制に伴い、コスト削減と生産性の向上は焦眉の課題であり、コストアップを最小限に抑えるには、複数のベンダーが提供する多種多様なテクノロジーやフォーマットの統合が不可欠となっている。
SAP NetWeaverは、異種アプリケーションの統合がサポート可能で、ウェブサービスなどの標準化に対応した、柔軟性の高い包括的かつ革新的なテクノロジー・プラットフォームであることから、カスタム統合が不要で、総コストの大幅な削減が可能。
SAP NetWeaverは、オープン・アーキテクチャに対応しており、他社製アプリケーションとスムーズに統合することが可能。
さらにSAP NetWeaverは、根本的なテクノロジー基盤の変更が不必要なため、企業全体のIT分野において、既存の従業員のスキルのより効果的な活用を可能にし、従業員の採用や雇用維持、トレーニングなどで発生するコストの削減も可能。
さらに、ITシステムのサイクル全体を通じたプロセスの改善することによって企業のビジネス目標の達成を可能にし、SAP NetWeaverをベースとしたビジネス・ソリューションが出荷される際、これらのソリューションは、ユーザの役割、分類、報告書、クエリ、ビジネスプロセス・テンプレートなど業務内容に合わせてあらかじめ設定されるため、顧客企業はこれまでよりもはるかに短期間で価値を創造することが可能になる。
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SAPジャパン/統合アプリケーション・プラットフォーム、SAP NetWeaver発表
2003年03月09日/未分類
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