LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

住友商事/米国の丸紅のコマツ建機代理店を買収

2003年03月23日/未分類

住友商事(株)は、丸紅グループが全額出資する米国のコマツ建設機械販売代理店、Mitchell Distributing Company LLC(以下:ミッチェル)を買収する事で丸紅(株)と契約調印した。
住友商事と米国住友商事が、全額出資するコマツ及びインガソルランド等の建設機械代理店 Linder Industrial Machinery Companyの100%新設子会社に対し出資・融資を行い、その子会社がミッチェルを資産買収したもので、買収資産価額は、約60百万ドル。
買収により、住友商事グループは、北米に於いて建設・鉱山機械代理店を7社有する事となり、傘下に合計59ヶ所の支店を有し、北米に於ける建機ビジネスの積極的展開を図っていく。
住友商事グループは、世界の建設機械の約3割を占める北米を重要マーケットと位置づけており、建設・鉱山機械代理店事業の更なる拡大を図る今回の買収により総売上高は、年間約7億ドルとなる。

住友商事は、フロリダ州のリンダーの他、北部テキサス州にContinental Equipmennt Company、カナダに4社と北米にコマツの建機代理店を6社有し、既に傘下に47店の販売チャンネルを持っていた。
北米では、ミニ建機を除く主要3建機(ブルドーザー、ホイールローダー、油圧ショベル)の年間市場が、約3万5千台有り、建設・鉱山機械ビジネスを大きな柱とするこの6社で、年間約5億7千万ドルの売上実績を有していたが、北米で更なる販売拠点の拡大を検討していた。
1999年以降、米国の建設機械の市場が減少を続ける中、ミッチェルも若干の赤字を余儀なくされたが、設立以来、殆どが黒字を計上している優良会社である事から、既に底を打ったと見られる米国市場の建機需要の回復に合わせて、業績の回復を計画している。
住友商事は、事業ポートフォリオ戦略に基づき、積極的に資産の入替えを進めており、今後共、効率的な投資を進めていく。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース