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商船三井/燃料油流出リスクを軽減する新船型自動車船建造

2003年05月01日/未分類

(株)商船三井は、燃料油流出リスクを大幅に軽減する新船型の自動車船を建造する。新船型は、6 400台積(基準小型車換算)自動車船12隻(2004~2006年竣工予定、三菱重工業、南日本造船、新来島どっく、今治造船にて建造)に採用の予定。(同社と三菱重工業で特許出願中)
この取り組みは、「ISO14001」を取得した同社グループの環境マネジメントシステム「MOL EMS21」における環境保全目標のひとつ。
自動車船は、通常10層以上のカーデッキを有する。新船型では、従来カーゴスペースとしていた最下層の12番カーデッキに、二重底に守られた燃料タンクを配置し、万一の座礁時や衝突時の燃料油流出リスクを大幅に軽減する。
同時に、バラストタンクを最下部層に集中したことで安定性を高め、その独特の船型から風圧を受けやすい自動車船の復原性をも増した。一方、従来サイドにバラストタンクを配していた11番デッキを、すべてカーゴスペースとすることで、従来型と同等以上の積荷性能を確保している。
新造第一船の概要
船名:未定
竣工日:2004年7月31日予定
造船所:三菱重工業 神戸造船所
主要目:6 400台積(基準小型車換算)、全長199m、全幅32.26m、深さ34.52m、61 000総トン

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