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商船三井/2003年度環境目標を設定

2003年05月01日/未分類

株)商船三井は2003年度の環境目標を策定した。
2002年度レビュー
諸対策を講じた結果、一部を除き以下の通り概ね所期の目標を達成した。期中にISO14001認証を取得、「MOL EMS 21」の有効性も確認された。
注: 以下文中「昨年度比」数値は、2002年4月より2月迄の実績を基にした昨年同期比の意味(11ヶ月ベースでの比較)。
・管理船舶の有機錫を含まない船底防汚塗料への塗替えは、目標の25隻に対し26隻について実施した。
・船舶からのCO2・NOxの単位輸送量当り排出量は、昨年度比0.2%減となった。
・船舶からのSOxの単位輸送量当り排出量は、低硫黄含有率の燃料を積極的に購入した結果、昨年度比6.3%減となった。
・オゾン破壊係数ゼロであるR-134a冷媒使用の冷凍コンテナへのリプレースについては、2003年度中の全量代替に向けて順調に進んだ。
・本社内電力消費量は昨年度比2%増となったものの、本社内ごみについて同9%削減、本社内OA用紙使用量については、同3%削減となった。また、文房具のグリーン調達率は82%に達した他、再生OA用紙の使用率も90%を超えた。
2003年度目標
2002年度の達成状況を踏まえ、2003年度の目標を以下の通り策定した。各目標に対応した種々の具体的対策を実施し、これらの目標達成に取り組む。
1.安全運航の確保
油濁事故を含めた重大海難事故をゼロとする。  
2.大気環境の保全
船舶からのCO2排出―地球温暖化への対応
船舶からの輸送単位当りのCO2、NOX排出量を2002年度より2年間で2001年度比2%削減する。
船舶からのSOx排出―酸性雨問題への対応
船舶からの輸送単位当りのSOx排出量の削減に努める。
フロンガス―オゾン層破壊問題への対応
①残るR-12使用の冷凍コンテナ全てを、R-134a使用するものへリプレースする。          ②全ての新造船の船内冷凍・冷房装置用の冷媒として、R-404aを使用する。また、大気環境にやさしい冷媒の使用について継続的に調査する。
ダイオキシン
船舶からのダイオキシンの発生を抑制する。
3.海洋環境の保全
船底塗料―環境ホルモン問題への対応
規制に先立ち、期中入渠する管理船25隻をTBT塗料よりTF塗料に塗り替える。
バラスト水―海水の越境移動による生態系破壊問題
①バラスト水無害化のための新技術研究を継続する。
②国際ルールなどの社内関係先への迅速な周知を行う。
ダブルハルタンカーの採用
ダブルハルタンカー(5隻)の期中竣工により、シングルハルタンカーからのリプレースを促進する。
ビルジの適正処理
ビルジの適正処理システムを、全ての当社船舶管理船及び一部の傭船の新造に際し継続的に採用する。
4.環境にやさしい新技術の採用
風圧抵抗低減技術の採用
風圧抵抗低減船型の自動車専用船(5隻)を、期中竣工させる。
油流出を防止する燃料タンクの配置
貨物用スペースの仕切り壁を燃料タンクに利用した新船型コンテナ船(7隻)を期中竣工させる。
シリンダ油使用量削減技術の採用
シリンダ油使用量削減技術のコンテナ船、VLCC、自動車専用船等への積極的な採用を検討する。
5.オフィス環境対策
OA用紙
本社OA用紙使用量を2002年度より3年間で5%削減する。
省エネ(電力)
本社内電力使用量を2002年度より3年間で3%削減する。
ゴミ
本社で生じるゴミの総量削減及びOA用紙のリサイクル率向上。
環境配慮商品の優先購入(グリーン調達)
文具・事務用品のグリーン調達について継続的に徹底を図る。
6.環境教育(社員教育)
社内研修や定期的情報発信を通じて社員の環境についての意識向上を図る。
 
7.社会活動
①「CSR(「Corporate Social Responsibility」の略) 検討小委員会」を設置し、今後の取組みについて検討する。
② 海洋観測調査(XBT観測、大気エアロゾル濃度観測、大気中・海水中CO2観測)を継続実施する。
③ 環境ボランティア活動に参加する。
8.グループとしての環境対応
グループ会社36社における環境保全活動の取組みの充実化を図る。

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