マルイチ産商／物流子会社設立で物流合理化

(株)マルイチ産商は、商物分離による物流合理化、機能強化をねらいにマルイチ・ロジスティクス・サービス(株)を設立した。
同社は、平成１５年度を初年度とする新中期経営計画「Ｖ字改革２１」を策定し、総合食品流通企業として、生鮮品流通とフルライン流通の強みを生かした事業拡大と、事業構造改革による生産性向上と収益体質の改革を行うねらいで、物流別会社設立による物流の合理化とローコストオペレーションの推進を図ることとなった。
新会社は、マルイチ産商の物流センター、卸売市場の構内物流業務、輸配送業務を受託するとともに、マルイチ産商の事業部、グループ企業の共同物流、他社の物流業務、小売業の物流センターの受託を事業内容とする。
なお、マルイチ産商では、フルラインでの共配の推進による物流コスト削減、物流事業化、拠点機能、関係会社の再編も実施していく。
新会社概要
社名：マルイチ・ロジスティクス・サービス(株)
資本金：３０００万円（マルイチ産商１００％）
代表者：小山隆三（マルイチ産商常務）
本店：長野市
設立年月日：平成１５年４月１日
業務開始：４月から６月にかけて、マルイチ産商およびグループ企業の物流業務を移管しつつ、漸次業務を開始する。
従業員：２１０人（準社員、パート社員含む）。７月１日に業務移管が終了した時点。
売上高：約１４億円（初年度）