マルイチ産商は9月18日、中期計画実現のため10月1日付で、大幅な組織変更を行うと発表した。
中期計画では、商品別（水産品、日配品、冷凍食品、加工食品、畜産品）に生産から流通に至るSCM（サプライ・チェーン・マネジメント:一気通貫の仕組み）を進化させ、この基本機能の上に、顧客ソリューションと商品調達・開発力を付加した収益モデルを構築し、新規事業開発の推進によるマーケット創造などを掲げている。
このため、各商品別事業におけるSCM構築と商品開発力、調達力とマーケティング力強化を図るため、「地域別事業部制」から「商品別事業部制」に組織の再編を行い、さらに新たなマーケットの創出に向けて、業務用マーケット、惣菜マーケット開発に、新事業部を立ち上げ、育成強化を図る。
また、流通プラットフォーム（リテールサポート、ロジスティクス、IT）の革新を通じて、新たなビジネスモデル創造のための組織再編も合せて進める。
物流分野では、営業戦略開発事業部を「フードサービス事業部」、「リテールサポート事業部」に再編し、「リテールサポート事業部」では、顧客基軸のソリューション営業強化とリテールサポート、ロジスティクスの事業化推進のため営業戦略開発事業部の名称を「リテールサポート事業部」に改称し、営業戦略開発事業部の管轄下のロジスティクス・IT統括部は、そのIT部門を企画・管理部門に移管し、「ロジスティクス統括部」に改称する。
なお、「リテールサポート事業部」の管轄下に「RS部」、「ロジスティクス統括部」を置く。
企画・管理部門では、IT活用による経営管理機能の強化と業務改革による生産性向上を目的として、営業戦略開発事業部からロジスティクス・IT統括部のIT部門を移管し、新たに「情報システム部」を設置するとともに、「事業企画推進本部」を廃止し、その業務を水産商品本部企画管理部とロジスティクス統括部へ移管する。
