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三井物産、ジェイ・エー・エー/日本型中古車オークションをドイツに合弁会社設立

2003年05月08日/未分類

三井物産(株)と大手中古車オークション運営会社の(株)ジェイ・エー・エーは、同社の開発したシステムを活用した中古車のネットワークオークション事業の欧州展開を目的として、ドイツ連邦共和国ノルトラインヴェストファーレン州に合弁会社Euro Car Auction Network (Deutschland) GmbH(社名:ユーロ カー オークション ネットワーク)を設立した。
現在、EU全体の自動車保有台数は184百万台(2001年)、その中心圏であるドイツの保有台数は全体の24%を占める4 466万台で、中古車年間登録台数は680万台(2002年)となっている。
しかし、ドイツでの中古車オークションは、1998年に初のオークション会場ができた後、徐々にそのマーケットを拡大しているが、未だ旧式の手ゼリによる運営が行われているに過ぎず、黎明期にあるといえる。
これに対し日本の中古車オークションマーケットは、昨年の中古車登録台数816万台のうち実に604万台が中古車オークションに出品されるまでに成長しており、膨大な出品車輌を迅速に処理することができる日本独自の高度なコンピュータ式オークションシステム(ポス式オークションシステム)によって支えられている。
現在では、パソコンネットワークを通じてオークション会場外からリアルタイムに応札ができるまでの技術革新が行われ、その技術も既に成熟期を迎えている。
三井物産では、同社と資本関係を持つジェイ・エー・エーの中古車オークションに対するシステムと運営ノウハウと、三井物産の欧州自動車(四輪・二輪)販売会社を通じて、ドイツにおいて日本型のポス式コンピュータオークションを導入し、毎開催1 000台規模(年間5万台)のオークションの早期実現を目指す。
加えて、欧州大陸という広大なエリアと複数の国家が隣接する地域事情などから日本国内より潜在需要が高いことに着目、手ゼリ方式では実現が困難な複数会場の展開による会場間応札の実現や、場外からのリアルタイム応札オークション展開等ポス式コンピュータオークションならではのネットワークオークション事業の展開を構想している。

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