三菱電機／高湿度・防カビ効果で冷蔵庫の約５倍の長期鮮度保持実現

三菱電機(株)は、通常の冷蔵庫に比べて約５倍の長期鮮度保持を実現した青果物保存庫「三菱 負イオン／オゾン冷温高湿庫」を開発し、農業・食品・流通分野向けに発売を開始した。
本製品は、農業・食品・流通分野における青果物の長期鮮度保持のニーズに応える冷温高湿庫。
冷温高湿度保存は、通常の冷蔵庫による保存に比べて鮮度保持効果が高い反面、高い湿度がカビなどの微生物による腐敗を助長しやすいという弱点があった。
同社は、オゾン技術をベースに、微生物の発生・増殖抑制効果が高い「負イオン／オゾン発生装置」を組み込んだ、腐らせずに鮮度を保持する新しい冷温高湿庫を製品化した。
通常の冷蔵庫に比べて約５倍もの長期鮮度保持が可能なことから、売り場における鮮度向上や、旬に収穫した果物を時期を遅らせて出荷・販売するなど、青果物の一層の高付加価値化に役立つうえ、天候による市況の変化にも対応できるようになる。