ロバート・ボッシュ社／生産最適化に向けテクノマティックスのeMPowerソリューション活用拡大

テクノマティックス・テクノロジーズ（以下：テクノマティックス）は、自動車技術サプライヤであるロバート・ボッシュ社が、テクノマティックスのeM-RealNCの活用をドイツ、フランス、イタリア、トルコ、チェコ共和国、米国、および日本の生産工場にまで拡大すると発表した。
ドイツの Schwieberdingenにあるボッシュ社の研究・先端開発の中心拠点で試験的な数値制御（NC）アプリケーションとして導入されたこのソフトウェアは、今や同社の金属加工生産の全社的な最適化に向けた標準的なNCシミュレーション技術となっている。
eM-RealNCを活用したシミュレーションにより、機械、クランプ装置、半製品、ツールなどの生産環境全体を考慮した、NCプログラムの詳細な分析や最適化が可能になる。
この結果、生産開始前には、シミュレーション・システムを用いて新規NCプログラムの検証ができ、新製品の生産開始までの時間を短縮でき、生産開始後には、NCプログラムのさらなる最適化、および生産工場のスループット向上を図ることができる。
ボッシュ社では、新規NCプログラムの立ち上げ期間を最大90％、サイクルタイムを最大15％短縮することができ、ある生産工場の例では生産能力が大幅に向上し、顧客からの注文が増加しても生産機械の追加調達が不要だった。