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東京都/新しいディーゼル排出ガス低減技術開発促進の車両走行実験

2003年07月03日/未分類

東京都は、ディーゼル車の排出ガス低減技術の開発を促進するため、平成14年3月から平成15年3月までの1年間、トヨタ自動車(株)の開発したディーゼル乗用車を交通局の実務に使用し、都内の渋滞の多い走行条件下で走行実験を行うとともに、装置の性能を検証した。
1 実験の概要
(1)実験車両
トヨタ アベンシス DPNRシステム搭載実験車
(2)実験期間及び走行距離
平成14年3月20日から平成15年3月25日まで
走行距離 約12 000km(平均車速18.5km/h)
(3)実験内容
ア 交通局の連絡車として渋滞の多い都内で実務に使用
イ 東京都環境科学研究所において、実験開始前後に排出ガスの測定を実施
2 実験結果の概要
乗用車ではあるが、都内の渋滞の多い走行条件下において、10 000km走行した後に排出ガス試験を実施した。その結果、平成17年からの新長期規制をクリアする値を得た。
1.都内の渋滞の多い走行下で、新長期規制を達成する可能性を確認
試験車両の排出ガス低減率
粒子状物質(PM)の排出量は現行規制値の91%減
2.今後の技術的課題と対策
(1)重量ディーゼル車への適用
現在、この実験結果を踏まえ、2t積みクラスのトラックが開発中である。
今後は、さらに中・大型トラック等の開発を促進していく必要がある。
(2)超低硫黄軽油(硫黄濃度10ppm以下)
今回の実験では、硫黄濃度50ppm以下を使用。
今後、さらに低硫黄化が進むことにより排出ガスの低減効果及び燃費の向上が期待できる。

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