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住友商事、佐川急便/中国・北京で宅配便事業会社を設立

2003年07月24日/未分類

住友商事(株)と佐川急便(株)は、中国・北京市政府傘下の投資会社である京泰実業(集団)有限公司と合弁で宅配便事業会社「北京住商佐川急便物流有限公司」を設立した。
両社は昨年8月に上海で中国初の宅配便事業会社「上海大衆佐川急便物流有限公司」を設立しており、中国進出第2弾となる。
新会社は、10月から北京市内及び華北地区で営業を開始する予定で、セールスドライバー制度など日本市場で培われた高度な宅配便事業ノウハウを、2008年の五輪開催に向け加速度的な経済発展が期待される首都・北京に初めて導入する。
「貨物追跡サービス」など日本と同等のサービスを提供し、拡大傾向にある小口貨物配送需要(B to B、B to C)を取り込むことで、5年後(2008年)に6 000万人民元(約9億円)の売上高を見込んでいる。
新会社は、北京市内だけでなく、上海大衆佐川急便との連携による北京-上海間の小口貨物輸送など一層広範なサービス体制の構築を予定している。
また、北京市はグリーン・オリンピックを謳い環境対策を強化しているが、新会社はヨーロッパ環境基準に適合した車輌を導入するなど、環境問題に配慮した模範企業を目指す。
住友商事と佐川急便は、今後一層の連携強化を図り、戦略的パートナーとして国内外で積極的に物流事業を展開していく。対中国宅配便事業戦略としては、将来的には上海、北京以外の主要地域でも共同で事業化を図り、更にはこれら地域間を結ぶ全国サービス網の構築も視野に入れている。
新会社の概要
社名:北京住商佐川急便物流有限公司
設立:2003年6月25日
本社:北京市朝陽区
役員:住友商事から董事長(会長)、副総経理(副社長)を含む董事3名、
佐川急便から総経理(社長)を含む董事2名、京泰実業から董事2名の計7名
資本金:3 000万人民元(約4億5 000万円)
株主:住友商事グループ(35%)、佐川急便グループ(35%)、京泰実業グループ(30%)
事業:北京市内及び省間の小口混載貨物配送
従業員:100人(2003年開業時)
保有車両:50台(2003年開業時)
配送個数:4 000個/日(2003年開業時)

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