富士通フロンテック、富士通研究所／世界初の非接触ICカード用ペーパLCD開発

富士通フロンテック（株）と（株）富士通研究所は、富士通（株）と共同で非接触ICカードに適用可能な世界初の超薄型ディスプレイパネル(呼称：ペーパLCD)を開発した。
交通機関など、Touch&Goの非接触ICカードに利用し、残高、ポイントなどを半永久的に表示、利便性を飛躍的に向上することができるほか、さまざまな用途での活用が期待できる。
【ペーパLCDの特長】
1.半永久的なメモリ性、カラー表示を可能とする超薄型ディスプレイパネル
電源無しでも常時表示が可能なコレステリック液晶を搭載した超薄型ディスプレイパネルでカラー表示を実現。
2.国際規格(ISO)に準拠した非接触ICカードに適合
ISO14443の非接触ICカード規格に適合したペーパLCDです。厚さ760mのICカード内に実装し、改良の結果、ISO10373に規定される各種の条件(曲げ、ねじれ、落下、温湿度環境、薬品、他)をクリア。
3.Touch&Goの非接触ICカードに対応
書き込み速度を高性能化し、交通機関等でのTouch & Goをよりスムーズに!
ターゲット市場と主な用途は、店舗のハウスカード、クレジットカードなどへの適用により残高やポイントなどを表示し、利便性の向上を図ることができます。また、電子マネーの残高表示器としても利用可能。
また、電車、バス等の交通機関で適用される非接触ICカードの残高を表示でき、従来、残高が分からないなどの欠点を克服し、よりスムーズな運用が実現できる。