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コベルコ建機、豊田通商/中国の建設機械事業を協同展開

2003年09月14日/未分類

コベルコ建機(株)と豊田通商(株)は、中国において中長期的な成長が見込まれる建設機械の需要拡大に応えるため、戦略的な投資を行う合弁会社「コベルコ豊田通商建機ホールディングアジア(株)」を設立する。
両社はこの合意を最大限生かし、中国市場での重機ショベルシェアーのトップ・グループを目指し事業の拡大を推進致する。
建設機械の国内ビジネスは、底打ちしたとはいえ、依然ピーク時の約3分の1の需要規模に留まる状況ですが、海外、とりわけ中国においては国土開発の進展の中で急速な需要の成長が続く見通しで、「このビジネスチャンスを最大限に取り込むこと」を目的に今回の協同事業に踏み切ったもの。
コベルコ建機と豊田通商の協同事業展開は、これまでの建機業界で見られるメーカー同士の結び付きとは異なり、製造・販売業者と流通・ファイナンスならびにオルガナイザーの結合という新しい形態。
この協同事業展開の狙いは、事業全般の様々な機能開発を協同で行い、市場の成長に確実に対応する。もう一つの狙いは合弁企業で事業に取り組み、意志決定と行動のスピードを最大限に得ること。
この協同事業を通じて、市場・販路の協同開発および部品調達・生産技術・先進技術(排ガス、IT技術など)・物流などの開発についても、豊田通商の広がりとコベルコの広がりを融合し、それぞれの機能の強化に取り組んでいく。
そこで、まず両社は、投資会社を合弁で日本に設立し、様々な機能の融合を図り、中国市場での重機ショベルのNO.1 グループであるシェアー18%を2007年までに獲得することを目標とする。
その一環として、すでに第2生産工場を浙江省杭州市に建設することについて、両社ならびに中国パートナーと検討に入っている。
基本合意の概要
・共同出資により投資会社を日本に設立し、迅速且つ戦略的な事業投資を行う。
・本投資会社は、中国の民営企業パートナー成都神鋼集団に出資し、経営参画する。 (2003年10月出資)
・中国浙江省杭州市に建設機械の第2生産拠点を設立する予定。 (2005年3月稼働開始予定)
・両社が有する中国の流通・サービス・物流・調達ネットワークの相互活用、事業ノウハウ・情報の共有化によるシナジー効果を追求する。
・両社はアジア各国においても更なる市場展開を狙い、ケースバイケースで協同事業展開の検討に入る。
新投資会社の概要
社名:コベルコ豊田通商建機ホールディングアジア株式会社
本社所在地:東京都品川区東五反田2-17-1(コベルコ建機 東京本社内)
代表者名:森 啓次(コベルコ建機(株) 理事、企画管理部 中国事業総括担当部長)
設立時期:2003年10月
資本金:3.3億円
出資比率:[設立時] コベルコ建機 87%、豊田通商 13%
2005年を目処にコベルコ建機 65%、豊田通商 35%とする予定
事業内容:中国及びアジアにおける建設機械を中心とした製品の販売・サービス・
現地生産事業会社への投資

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