LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本信号/Linuxと「Oracle9i Real Application Clusters」で交通管制システム構築

2003年10月16日/未分類

日本オラクル(株)、日本ヒューレット・パッカード(株)、日本信号(株)は、クラスタ・データベースソフトウェア「Oracle9i Real Application Clusters」とHPのIAサーバおよびストレージを採用した交通管制システムを構築した。システムの構築とインテグレーションは、富士ソフトABC(株)が行った。
この交通管制システムは、信号機に設置された車両感知器から送られるリアルタイムな交通量や車の流れなどの情報を収集、分析し、そのデータを基に、円滑な交通を実現するための意思決定支援システム。
こうした24時間365日連続したサービスが不可欠なシステムを、今回Linuxと「Oracle9i Database」、「Oracle9i Real Application Clusters」という組み合わせで実現した。
今回のシステムのハードウェアには、オラクルの「Oracle9i Real Application Clusters」と高い親和性を持つ日本HPの業界標準高性能IAサーバ「HP ProLiant DL580 G2」3台とストレージシステム「HP StorageWorks MSA1000」が採用された。
また、サーバとストレージ間のNSPoF(No Single Point of Failure:ノー・シングル・ポイント・オブ・フェイルア、一箇所の障害がすべてをだめにしてしまうその箇所がないこと)構成をはかるため、「HP StorageWorks セキュアパス ソフトウェア」を導入、ファイバチャネルの二重化により、システム全体の高可用性を実現した。
今回のシステムは、日本で初めてLinux上の「Oracle9i Real Application Clusters」をオラクルのクラスタ・ファイルシステムOCFS(Oracle Cluster File System)と組み合わせ、ファイルシステムの効率化を目指したもので、システム導入に先立ち、パフォーマンスや構築手順等、さまざまな事前検証が求められ、日本HPと富士ソフトABCは「HP Oracleソリューション・センター」にて検証作業に取り組んだ。
また、「HP ProLiant DL580 G2」3台による「Oracle9i Real Application Clusters」システムの構築にあたっては、段階的にノード数を増やしていき、求められる処理能力にあわせて柔軟に拡張していくことができるRACのスケールアウトの魅力が実証される形となった。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース