松下電工／「病院内搬送ロボット」に「一人でエレベーターに乗り降りできる機能」付加

松下電工（株）は、２００２年から滋賀医科大学附属病院と共同で、X線フィルム、検体、薬、カルテなどを人に替わって運搬する「病院内自律搬送ロボット」を開発している。
これまでの運用試験で、病院からは病院の実情に合った作業ができ、ロボットの投資効率を高めるために、一人でエレベーターに乗り降りができるようにして欲しいと言われ、ロボットがあらかじめ指示された目的地に向う際、必要なら一人でエレベーターに乗り降りする機能を加えることに成功した。
松下電工では、作業は単純でも、人の労力を経済的に肩代わりでき、人間と交わりながら、あらゆる条件下でミッションを完全かつ安全に実現するロボットの開発に取り組んでいます。ロボットに今回の新しい能力を持たせる事で病院内搬送ロボットの実用化がさらに具体的になると考えている。
「病院内自律搬送ロボット」は、ＨＯＳＰＩ（ホスピー）という愛称で、２００３年１１月１１日（火）～１４日（金）に東京ビッグサイトで開催される「HOSPEX Japan 2003」に出展予定。