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岡山県貨物運送/平成16年3月期中間決算短信(連結)

2003年11月26日/未分類

岡山県貨物運送(株)の平成16年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記の通り。
中間期の概況
上半期におけるわが国経済は、海外経済の好転に伴う輸出の増加、設備投資の持ち直しや株価上昇を反映し、期後半には緩やかな回復の兆しを示したものの、総じて低調なままで推移した。
運輸業界も、長引く消費低迷と国内産業空洞化により輸送量は伸びず、運賃がさらに下落するなど厳しい経営環境であった。
このような情勢のもとで、同社グループは、営業日報システム並びに新経理システムをオンラインに組み込み、一層の営業強化と情報の共有化及び事務処理のスピード化を図ってきた。
これらの蓄積された情報や顧客用コンピュータシステムを活用した付加価値の高いトータル物流の提案を進め、日用雑貨品、医薬品、加工食料品のメーカーや販売業者を対象に顧客ニーズに添った倉庫、保管配送、流通加工業務の拡販を実施した。
また顧客の信頼を高めるため運転士のネームプレートを全車に装着するなど継続的な輸送品質の向上に取り組んだ。
一方では、傭車料の見直し、効率的な高速道路の使用や環境に配慮した走行による燃油費の削減等諸経費の削減に努めた。
その結果、営業収益は206億7千7百万円(前年同期比1.1%減)、経常利益は2億8千8百万円(前年同期比1千万円の増益)となり、また中間純利益は固定資産の売却による特別利益(5億5千9百万円)を計上したため、4億4千9百万円(前年同期比3億5千2百万円の増益)となった。
セグメント別の状況。
①貨物運送関連事業
貨物運送関連事業は、貨物取扱量は前年同期を若干上回ったが、運賃単価の低下により、営業収益は198億1千6百万円(前年同期比1.3%減)となり、営業利益は1億8千4百万円(前年同期比1千5百万円減)となった。
②不動産賃貸事業
不動産賃貸事業は、市況の低下及び入居者の値下げ要請により、営業収益は1億1千万円(前年同期比9.6%減)となり、営業利益は5千4百万円(前年同期比9百万円減)となった。
③石油製品販売等事業
石油製品販売等事業は、軽油販売価格の上昇及び販売量の増加、建設業部門の受注増加により、営業収益は7億5千万円(前年同期比5.3%増)となり、営業利益は3千2百万円(前年同期比5百万円減)となった。
通期の見通し
今後の見通しは、景気回復が期待されますが、円高、金利上昇等景気押し下げ要因が懸念され、先行き不透明な状態が続くものと思われる。
業界も、輸送需要の低迷と運賃の下落が続き、また、この秋よりスピードリミッターの装備義務付け並びに首都圏の自治体による粒子状物質排出ガス規制が実施され、一段と厳しい経営を強いられている。
同社グループは、さらなる営業強化と総合物流体制の充実化を着実に進め、リサイクル輸送など的を絞った実効のある施策を展開し、収益の確保と業績の向上に努める所存。
また環境問題の対応につきましても計画的に取り組み、環境負荷の低減に努める。
平成16年3月期の連結営業収益は418億円、連結経常利益は6億円、連結当期純利益は7億7千万円を見込んでいる。
なお、同社府中新市営業所の一部土地売却(譲渡先広島県土地開発公社)に伴う譲渡益3億5千2百万円を特別利益として計上する予定で、今回の業績予想に織り込んでいる。

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