札幌通運(株)の平成16年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記の通り。
中間期の業績全般の概況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、一部企業の収益力改善や株価の持ち直し等明るい材料はあったものの、要である個人消費は依然として弱く、本格的な景気回復にはほど遠い状況で推移した。
運輸業界は、同業者間の競争激化、顧客の物流コスト削減要請による運賃単価の下落、さらにディーゼル車排ガス規制による新たなコストアップ要因も加わり、以前にも増して厳しい経営環境となった。
このような状況のもと、同社グループは本州地区において積極的な営業活動を展開した結果、首都圏から北海道向け特積貨物の取扱量が増加したこと、また、東京物流センターの新設や昨年10月に連結子会社を取得したこと等により売上高は前中間期比10.7%増の158億5百万円となった。
一方利益面は、運賃単価の下落や道内顧客の出荷減による道内間特積貨物の取扱量減、東京物流センターの開設費用負担等により経常利益は前中間期比39.9%減の1億3千3百万円、中間純利益は前中間期比68.5%減の5千8百万円となった。
通期の見通し
今後のわが国経済は、雇用環境の改善や個人消費の大幅な回復は期待できず、依然として厳しい状況が続くと思われる。
また運輸業界は、景気低迷を反映して運賃単価の下落傾向に歯止めがかからず、限られた輸送需要をめぐった厳しい企業間競争が今後も続くと予測している。
このような状況のもと、同社グループは、顧客に満足いただける個性ある総合物流企業を目指す。
この一環として、当年7月に東京都品川区に東京物流センターを開設し本州地区において本格的な総合物流事業を開始するとともに、豊富な輸送手段と高度な情報処理システムを駆使した提案型営業を強化し、シェアの拡大を図っていく。
これにより売上高は前連結会計年度比7.6%増の320億円、経常利益は前連結会計年度比7.7%増の2億9千万円、当期純利益は1億3千万円を予想している。
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札幌通運/平成16年3月期中間決算短信(連結)
2003年11月26日/未分類
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