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富士物流/平成19年3月期中間決算短信(連結)

2006年11月01日/3PL・物流企業

富士物流(株)の平成19年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は、下記のとおり。

同社グループは、平成18年6月に3ヶ年(平成18年度~平成20年度)の中期経営計画を発表し、「3PLのリーディングカンパニーとなる」という長期ビジョンの実現に向け、本計画において、現場力の強化(=人財育成)を中軸に据えた。

営業収益は、202億2百万円(前年同期比4.8%増)で、一般顧客向けの営業収益は、100億65百万円(3.5%増、構成比49.8%)。

大手通販会社(平成17年10月受注)や精密電子部品メーカー(平成17年7月受注)の物流センター運営業務などにより、不採算業務から撤退した影響を上回り、前年同期より増加した。

また、昨年度において連結子会社となったエスアイアイ・ロジスティクス(株)に関しても堅調に推移した。

富士電機グループ向けは、101億37百万円(6.2%増、構成比50.2%)。自販機関係は低調な荷動きとなったが、発電変電プラントの海外向けの取扱高が好調に推移するとともに、磁気記録媒体、感光体などの取扱高が国内外ともに増加した。

また、インバーターなどの制御機器の取扱高も堅調に推移した。

営業利益は、2億84百万円(19.5%増)。昨年11月より稼動させた首都圏の物流センターの倉庫賃借料、減価償却費および新規受注業務に関わる人件費などが増加したが、海外現地法人をはじめとする営業収益の増加、トヨタ生産方式(TPS)による合理化も寄与し営業利益は増加した。

経常利益は、営業利益の増加に伴い、2億79百万円(19.8%増)、中間純利益は1億11百万円(73.6%増)。

通期の見通し
事業拡大の中核であるソリューションビジネスについて、着実にサービス品質を高め、受注拡大を図り、今後も経営資源と営業活動をさらにソリューションビジネスに集中させ、グローバルなニーズも含めたサービスの提供に取り組んでいく。

(株)豊田自動織機との物流サービス全般に関する事業提携・資本提携により平成16年4月に設立・スタートさせたTFロジスティクス(株)での受注拡大に向けた営業活動には数多くの商談を得ている。

今後も24時間365日の物流サービス等の高付加価値サービスと豊田自動織機の持つ「カイゼン」力により受注拡大に取り組んでいく。

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