（株）上組の平成16年3月期第3四半期業績の概況（連結）の経営成績の進捗状況は下記のとおり。
当第3四半期におけるわが国経済は、好調な輸出や民間設備投資の増加に支えられて緩やかな底離れの様相を呈してきたが、厳しい雇用や所得環境から個人消費は盛り上りに欠けるなど、総じて景気は回復感のないままに推移した。
物流業界も、デフレ基調の経済下にあって、顧客の物流コスト低減要請など、受注競争は一段と熾烈さを増し、経営環境は依然として厳しい状況が続いている。
このような環境下で、同社グループは神戸港において国内初の物流センター併設のPC－18コンテナターミナルを開設し、これらの一体運営によるリードタイムの短縮、トータル物流コストの低減を可能にした。
また、福岡においても箱崎総合物流センターをオープンするなど、同社グループ独自の新型ロジスティクスでのサービスの提供により、他社との物流への取り組みの違いを明確にするとともに積極的な提案型営業の展開と、コスト競争力の強化を図り、経営全般にわたる効率化に努めた。
この結果、当第3四半期における作業収入は1 227億33百万円となり、営業利益は117億11百万円、経常利益は125億46百万円、四半期純利益におきましては72億1百万円となった。
