凸版印刷（株）は、ICタグを活用し、住宅展示場や住宅部材・インテリアのショールームで、顧客の選んだ商品を全て網羅するパーソナルカタログを自動作成するシステムを開発し、2月23日より販売を開始した。
10年におよぶ商品データベース・提案書作成ソリューションと、最新技術であるICタグソリューションを組み合わせることで、展示場・お客様双方にとって「欲しい情報」を取得しやすくし、効率的な販売促進をサポートする。
システムの概要と特長
顧客は、展示場・ショールームに来場した際に、気に入った商品の側に設置されている商品カード(ICタグ内蔵)を集める。集め終わったら、商品カードを読み取り機の上に置くだけで、お気に入りの商品が全て網羅された「商品提案書」が自動的に作成され、持ち帰ることができる。
・システム一式には、提案書作成ソフトの他に、ICタグ、ICタグリーダが含まれているため、導入が容易。（ICタグリーダは、読み取り機の上に置く「一括読み取り形式」の他に、タグを個別に読み取るハンディタイプなどもご用意しています。）
・商品情報の参照データベースは、住宅設備業界の標準電子カタログ「MediaPress」や、そのオンライン版「MediaPress-Net」の他に、統合商品データベースシリーズ「GAMEDIOS」など幅広いため、展示品以外の商品も提案に加えることも可能。
・商品提案書のデザインは、当社が提供する「ひな型」をあらかじめ登録しておくことで、時間のかかるレイアウトデザイン作業を軽減し、プロ品質のデザイン/レイアウトを容易に利用することができる(オプション)。
価格
・システム一式：提案書作成ソフト、ICタグ、ICタグリーダ95万円～
※PC本体、プリンタ、セットアップ費、導入教育費および保守費用は別途。
※タグに挿入する商品カードは、別途ご用意いただく必要があります。
・オプション
オリジナル商品データ管理システム：商品情報データベースGAMEDIOSシリーズなど8万円～
販売目標は、2004年度1億円（オプションの販売も含む）で、ターゲットは照明・住宅設備メーカーのショールーム、家具販売企業、住宅展示場、家電量販店、ホームセンターなど。
